2012年03月05日

余りにも無音の静寂

真冬のパムッカレで、足を凍てつかせながら辿り着いた、石灰棚の鋒。水を湛える音しかしない静寂の世界。極限の赤を見せる夕陽に、この世にはもう誰も存在しないんじゃないかと思った。

氷河に亀裂が入り、崩落する瞬間。今までに聞いたことのないような、もの凄い音を立てて、落ちる氷の塊。

火事で焼け爛れた、パイネ国立公園、行けども行けども、木の幹の中まで煤で真っ黒。そこに本来在るはずの、木の葉の擦れる音や、鳥の囀り、昆虫の這う生きる音が無音の山肌。

最果ての地で、エメラルド色の湖畔に佇み、静かに湛えた水の音しかない、世界の終わりのような静謐。

山のキャンプで、テントの外から聞こえる、獣の気配が去った後の静寂。
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posted by ○●○MoMiYa○●○ at 22:53| 旅の記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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